なす日記

明るく楽しく無害に生きる

アルバイトのはなし

 

アルバイトが好きだ。

 

“労働”は楽なことではないけれど バイトのおかげでいろんなことを学んだ。

 

わたしは地元の居酒屋でバイトをしている。

個人経営の、あんまり大きくはない二階建てのお店。

社長とチーフがつくる料理はどれも美味しくて カウンターはいつもほとんどが常連さんで埋まっている。

 

 二階建てだから 忙しい時には階段ダッシュ(往復)を強いられるので中高吹奏楽部のわたしにはキツイ。

運動部の人でもキツイと思う。

 

週末はいつも満席で 仕事が多すぎて嫌になる。

洗い物も山のように溜まるし。

洗い物が溜まりすぎてジョッキが足りなくなるときもある。

 

仕事はめちゃくちゃハードだけど 辞めたいと思ったことは一度もない。

 

なぜなら、お店のみんなが大好きだから。

 スタッフもお客さんも。

 

特にお客さん。

 

ずっと「お客さんに喜んでほしい」と思って働き続けてきたのがお客さんにも伝わったのか、お客さんがめちゃめちゃ良くしてくれる。

毎日お菓子を持ってきてくれるお客さんもいれば 毎回お酒をご馳走してくれるお客さんもいる。

わたしの誕生日にケーキを持ってきてサプライズで祝ってくれたお客さんもいた。

 

就活で忙しくて全然働いておらず 2ヶ月ぶりの出勤日はいろんなお客さんが声をかけてくれた。

「ななすちゃんが居るんだったら もっと差し入れ持ってきたら良かった」なんて言ってもらえた。

 

そんな優しいお客さんが 1人じゃなくて沢山いる。

「久しぶりだね、元気だった?」

「2ヶ月も会えなくて寂しかったよ」

「就活頑張ってね」

そんな言葉をかけてもらえる度 この店で働いてきて良かったなぁと思う。

本当にありがたい。

 

我ながら、お客さんに愛されてると思う。

(自分で言うな)

 

お客さんもわたしのこと好きだし わたしもお客さんのこと好きだし、最高の関係じゃない?

 

 

良いお客さんは沢山いるけど、クセのあるお客さんやクレームばっかりつけてくるお客さんもいる。

 

機嫌が悪いのか元々そういう性格なのかは知らないけれど 何を食べても無愛想で文句ばっかり言う客さん。

注文してないのに「注文した」、注文したのに「注文してない」って言うお客さん。

「何歳?どこ住み?ってかLINEやってる?電話番号教えて?」って言うお客さん。

 

正直言ってウザい。

ナンパするならひっかけ橋にでも行けば良いし 楽しくないなら帰れば良いと思う。

 

こういう時、そういうお客さんにいかに「ありがとう」を言わせるか、わたしとお客さんとの勝負が始まる。

帰りに「ありがとう」を言わせればわたしの勝ちだ。

 

お客さんを良い悪いで表現するのは良くないけれど、悪いお客さんが多いほどわたしの接客スキルは上がるし 精神も鍛えられる。

苛々という代償が付き物だが。

 

わたしは感情が顔に出やすいし苛々しやすいタイプだけど バイト中にそれを顔に出したことはない。

めちゃくちゃに苛々しても 階段を下りながら「あのクソジジイビールの樽で頭殴ったろか」ってブツブツ呟くので抑えてる。

えらい。

嫌なお客さんのお酒も濃くしてない。早く潰そうとしてない。

えらい。

 

こっちも働いてお金を貰ってる以上、最高のおもてなしをしなければならない。

どうせなら最高のサービスでお客さんに喜んでもらいたいし。

 

最高のおもてなしがなんなのかは まだイマイチよく分かってないけど。

 

 

大学入学してすぐバイトし始めたから もう四年目だ。

時の流れは速い、速すぎる。

卒業するまでしっかり頑張ろう。

 

良いお客さんも悪いお客さんも、ご新規さんも常連さんも、みんなに満足してもらえる接客ができるように。

 

2ヶ月間バイトから離れたことで バイトの楽しさを改めて感じたし 貯金も底をつきそうだから、来月はもっと働きたい。

 

来月以降 急に太ったら 深夜の大量の賄いとお客さんからの差し入れによる幸せ太りだと思ってください。