ハンカチのはなし
朝家を出て数秒歩いたところでハンカチをカバンに入れ忘れたことに気がついた。
気がついた瞬間走って取りに帰った。
わたしは普段ハンカチをあまり使わない。
トイレでもハンドドライヤーで乾かすし ハンカチを口元に当ててオホホと笑うこともない。
けれどもハンカチが手元にないと謎の不安に駆られる。
「ハンカチがないとここが困る」っていうのは特にないのになぜか取りに帰ってしまう。
「電車に間に合うか分からないがハンカチを取りに帰る」という決断をするのに1秒もかからなかった。
昨日のトイレ事件と同じく 反射で体が動いた。
わたしの中でハンカチはそんなに大事な存在なのだろうか。
思い返せば 小さい頃からハンカチが好きだった。
可愛いハンカチを見つけてはお母さんにねだっていたし、今でも良いと思ったハンカチはポンポン買ってしまう、使わないのに。
こうして増えたハンカチは見事なタンスの肥やしとなっている。
タンスの肥やしが服じゃなくてハンカチって聞いたことある???なくない???
可愛いハンカチをたくさん持ってるのに、使わないから ずーっと同じハンカチをカバンに入れっぱなしの状態で リュックに入ってるハンカチもいつから入っているのかわからない(汚い)
いざ使おうという時も いつのハンカチか分からないから正直あまり使いたくない。
綺麗なハンカチをさっと出すのはいい女の条件の1つだと思っている。
わたしも ハンカチを使いこなせる魅力的な女性になりたい。